生田緑地の中を歩いていると、園路からも古民家が並んでいる様子が分かります。
「日本民家園はどんなところだろう?見どころは何かな?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。
個人的には「そば処 白川郷」が、世界遺産に認定される合掌造り「白川郷」を彷彿させる壮大さでオススメ!
そこで今回は、川崎市立日本民家園について紹介していきます。
まずは日本民家園がどんなところかチェックしていきましょう!
日本民家園はどんなところ?
生田緑地にある日本民家園は、江戸時代の東日本の古民家を中心に、国・県の重要文化財を含む25の文化財建造物が展示されています。
園内は広く、生田緑地の丘陵地帯にあることから、坂道や階段が多く、全部の民家を見て回ると結構いい運動になりますよ。
正門入ってすぐにこんな感じの坂です。
子どもはダッシュで「わーいっ♪」的に登っていきますが、運動不足の身にはのっけから厳しかったです「チョッ無理ぃーー!」って感じです。
川崎市の施設なので、月曜がお休みになるので注意してくださいね。
月曜が祝日の場合は開園して、その翌日がお休みになります。ホームページやツイッターの情報をチェックしていくのがおすすめですよ。
園内を見るのにどれくらいかかる?おすすめコースも
ホームページによると、見学所要時間は60~90分となっています。
また、ホームページにはおすすめのまわり方がPDFで公開されいます。
- 「宿場」と「信越の村」の2エリアを巡る最短見学コース「民家園おためし30分コース」
- 国指定文化財8件を訪ねる「民家園おすすめ80分コース」
- 「こども民家園検定」2種類
おうちで印刷しておすすめコースをまわってみるのも楽しいですね。
ご自身の体力やその日の予定に合わせてコースを変えてみるというのも一つの楽しみ方です!
民家園内には何がある?見どころやイベント情報もチェック
本館企画展示室
民家の基本を学ぶことができ、家の作り方、環境と家の関係などが展示されています。
うちの子(小学校1年生)は、道具の名前など、展示されているものを読んで聞かせてというので、ほとんど私が読み上げながら見て回りまわりました。
古民家
東日本の代表的な民家をはじめ、水車小屋・船頭小屋・高倉・歌舞伎舞台など25件の建物をみることができるので見どころのひとつですよ!
展示は「宿場」「信越の村」「関東の村」「神奈川の村」「東北の村」「その他建造物」とグループに分かれています。
楽しみ方としては、地域や職業によって家の作りが違うのでその違いを見るのもう良いですね。
ボランティアの方が、囲炉裏に火を入れているときもありますよ~
それぞれの建物についての見どころポイントがホームページに簡単にまとめられています。川崎市教育委員会のサイトへのリンクも貼ってあり、建物についてさらに詳しい情報を見ることができますよ。
予め下調べをしてからお散歩するのも、大人な楽しみ方ですね!
川崎市 伝統工芸館
日本民家園の西門近くに、藍染め体験(有料)ができる伝統工芸館があります。
藍染め体験は体験希望日の5営業日前までの予約が必要で、ホームページからメールフォームでも予約ができます。
ハンカチやエコバックなど、自分のオリジナルで藍染めができますよ。
伝統工芸館のみの利用であれば、日本民家園の入園料はかかりません。
西門は正門から徒歩10~20分ほど離れた山の上にあるので、伝統工芸館に直接行く場合は、生田緑地の西口までバスで行くのが便利ですよ。
向ヶ丘遊園の北口から出ている小田急バスで「専修大学前」下車、徒歩5分です。
イベント
カフェやお話し会、ワークショップが行われるのは土日が多いです。ホームページのイベント情報をチェックしていくとよいですね。
今年のゴールデンウィークなどには、ベーゴマ大会やワークショップなどのイベントが行われていました。
11/3文化の日に行われる「民家園まつり」や「多摩区民祭」の日にもイベントがやっているので、その日を狙っていくのもよいですね。
園内で飲食できるお店はある?
そば処 白川郷
日本民家園の見どころが、大きな合掌造りの「山下家住宅」の1階にあるそば処です。
11:00~14:30のお昼どきの営業で、天候や品切れによっては早くしまることもあるので、早めの時間に利用するとよさそうですね。
↓メニューはこんな感じです。
2023年4月29日に価格変更があったので、現在の値段はこれより50円~100円ほど値上がりしています。民家園ホームページでもメニューが確認できますよ。(2023年5月8日の情報です)
民家園に入園せず、食事処のみの利用も可能で、民家園入口前から生田緑地内を進んだ民家園の真ん中あたりの「山下臨時口横」から入ることができます。
壮大な合掌造りも見どころですね!個人的に白川郷が大好きなので、身近に味わえるのは嬉しいです^^
お団子売店 三吉野
民家園正門の近くに売店があるので、和菓子を園内のベンチで食べるのもよいですよね!
「民家園もなか」やお団子などいろいろ並んでいて、何にしようか迷ってしまいます。
ホームページには11時頃~14時30分(天候などによって変動)の営業となっています。
私が訪問した4月の平日で13時過ぎには、警備員のおじさんが「そろそろ帰ってしまうよ~」と教えてくれました。早くに店じまいしてしまうこともあるので要注意!
和菓子を買うだけなら、入園しなくても利用することができるので、生田緑地で遊びに行った時のおやつにしてもいいですね。
期間限定 古民家カフェ
2023年の4~6月の土日の期間限定で古民家カフェが開店しています。
古民家のお座敷のゆったりとした雰囲気の中で、ドリンクやお菓子を楽しむことができます。
(2023年5月7日の情報です。)
以前も、春と秋に期間限定の古民家カフェがやっていたので、秋にもカフェが開店するかもしれませんね。
お弁当の持ち込みもOK
園内のベンチ・東屋などの休憩所や、日替わりで公開している古民家の一部を利用することもできます。のどかな雰囲気の中での食事は気持ちがいいですよ。
かわいい小物もあるミュージアムショップ
民家園正門横にあるミュージアムショップには、オリジナルの絵葉書、クリアファイルなどの文房具や風車やかごなどの竹細工の民具、伝統工芸館の藍染め製品などが販売されています。
入園しなくてもミュージアムショップは利用できますよ。
ベーゴマなどのむかしのおもちゃや、和菓子モチーフのストラップ、和風なアクセサリーなどもありました。生田緑地に行ったときにちょっと覗いてみれば、かわいい小物に出会えるかもしれませんね。
入園料は?割引制度はある?
入園料
一般 550円、高校・大学・市内在住の65歳以上が330円です。
中学生以下は無料です。
年間パスポートは、一般 1100円、高校・大学・市内在住の65歳以上が660円です。
年3回以上行くなら年間パスポートがお得でいいですね。
割引制度もあり
同じ生田緑地内の岡本太郎美術館やかわさき宙と緑の科学館のプラネタリウムの半券やTOKYU CARD・TOP&カード、WAONカードなどの提示で2割引きになります。
ホームページに詳細が載っているので、確認していくとよいですよ。
無料貸し出し
車いす。ベビーカー、ロッカーが無料で利用できます。
園内は一部を除いてスロープで移動できます。ただ、園内は広くて坂道も多いので、場合によってはベビーカーよりは抱っこで行った方がいいかもしれませんね。
子連れは荷物が多くなりがちなので、ロッカーが使えるのは助かります。
【体験談】入園無料の日の楽しみ方も!
11/3の文化の日には年に1度の「民家園まつり」が開催され、その日は入園が無料になります。
去年の「民家園まつりで」は、ヨーヨー釣りなどの縁日や、古民家カフェや民具着用体験、むかしあそび、わら細工・竹細工・作品の頒布会・展示会などが行われました。
友達が民具着用体験した時のお子さんの写真を見せてくれたのですが、蓑(みの)やわらの靴を履いて、カゴを担いでいる様子はかわいかったですよ。
10月ごろに開催される「多摩区民祭」の日も入園無料になります。去年、区民祭の日に行ってみましたが、五箇山民謡「こきりこ節」が披露されていました。
ただ、区民祭の日は生田緑地の中央広場を中心に生田緑地全体がとても混雑します。ゆっくり見学したい方にはあまりおすすめできませんが、お祭りのついでに民家園も楽しむことができますよ。
まとめ
今回は、生田緑地の中にある川崎市立日本民家園の見どころやおすすめスポットや楽しみ方を紹介しました。
これまでをまとめると
- 日本民家園は国・県の重要文化財を含む25の古民家が展示されている
- 有料の藍染め体験は要予約
- 古民家の中で食事やスイーツも楽しめる
- 「民家園まつり」「多摩区民祭」の日は入園無料でイベントもアリ!
です。
時間をかけずにちょっとした旅行気分にもなれるので、日本民家園は結構おすすめです。
↓民家園のある生田緑地の関連記事はこちらを覧ください^^
コメント