生田緑地の中には、川崎市ゆかりの岡本太郎さんの美術館があります。
岡本太郎といえば1970年の大阪万博の「太陽の塔」や「芸術は爆発だ!」の言葉で有名ですね。
2025年に大阪万博が開催されますし、この機会に岡本太郎作品を見てみようかな?という方もいらっしゃることでしょう!
岡本太郎さんは川崎市二子生まれということもあり、他の美術館とは違った面白みがあるでしょうね。
そこで今回は、実際に足を運んで撮影した写真と共に「川崎市岡本太郎美術館」について紹介していきます。
川崎市岡本太郎美術館とは?
岡本太郎美術館は岡本太郎さんの作品を中心にした、芸術作品を五感で感じることができる川崎市の「体験型美術館」です。
高津区二子生まれの岡本太郎さんは川崎市に多くの作品を寄贈しているんですよ。
広場や湧水を利用した池や滝も設計されていて、美術館機能だけでなく生田緑地の自然を十分に取り入れた市民の憩の場となっています。
美術館は駅から一番遠いエリアにあり、坂や階段は多いのですがエレベーターがあるので子連れのベビーカーでも安心して行くことができるようになってます。
↓美術館行きエレベーターの実際の写真がこちら
展示内容
常設展では「岡本太郎と一平・かの子の芸術」、企画展では岡本太郎芸術の「より深い顕彰」「周辺作家や時代との関係性」「芸術と社会の関わり」がテーマになっています(2023年4~6月)。
それに、次世代をになる作家の発掘を目的とする公募展「岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」も開催してるんですよ。
常設展の「音声ガイド」は、スマホアプリ(ポケット学芸員)で利用料金不要で聞けるので、ダウンロードして作品をじっくり鑑賞したいですね。
観覧料
常設展と企画展、公募展のある時期によって観覧料が変わります。
常設展のみの期間は500円、企画展のある期間は常設展と企画展の「セット料金」で800円や1000円と企画展ごとに異なっています。(2023年4~6月の料金)
ありがたいことに、中学生以下は無料!
割引制度
生田緑地内の日本民家園、プラネタリウムなど半券や、WAONやTOKYUなどのカードで2割引されるので持っている方はぜひ活用してお得に楽しみたいですね。
駐車料金割引
生田緑地の駐車場は土日祝以外限定ですが、緑地内の有料施設(美術館・科学館・民家園)を2施設以上利用すると適用される割引制度があるので、そちらも併せて利用するとお得ですよ。
無料でもアートに触れられる!大阪万博の「太陽の塔」も
岡本太郎美術館では、屋外の作品と、無料ギャラリーの作品は観覧料不要で見ることができます。
ギャラリーショップも観覧料不要で利用できるので、グッズだけが欲しい人にはありがたいですよね。
美術館のシンボルタワー「母の塔」
岡本太郎美術館に向かって行くと見えてくる、とっても大きな塔です。
岡本太郎の「光らせるな、輝かせろ」というイメージを実現するため、「タローホワイト」という真珠色のクラッシュ・タイルが使われているんですよ。
↓夏場はこの塔の影が涼しくて気持ちいいんですよね~。
母の塔の横、美術館の裏手には「西口広場」があるので、美術鑑賞の後は広場で遊ぶこともできますよ。
↓子連れには、こういった「ただの広場」があるだけで遊べるので地味に嬉しい存在。
「樹霊I」
カフェテリアTAROの前にある岡本太郎さんのブロンズの作品で、1970年の大阪万博「太陽の塔」の地下に展示された作品です。
無料ギャラリー
作品と共に、岡本太郎さんのパネルや、太陽の塔の顔はめパネルが展示されてます。
太郎さんと2ショット撮れちゃいますね。
ギャラリーショップ
ギャラリーショップでは、トートバッグに文具やポストカード、太陽の塔の人形などたくさんのアートや太郎さんの言葉がグッズになって販売されてます。
子連れなら高い確率で寄ってしまう「ガチャガチャ」もあるんですよ。
子連れで行っても岡本太郎美術館は楽しめる?
美術館って、子連れでも楽しめるのかな?って思いますよね。
岡本太郎さんの作品は色使いが鮮やかなので、小さいお子さんでも楽しめる作品は多そうな印象です。
0歳3ヶ月~3歳のお子さん連れの方は、このあと紹介するツアーがオススメなのでチェックしてみてくださいね♪
また公式Twitterにて展示内容の写真がツイートされているので、美術館の展示の雰囲気がわかります。
子どもと行くときに「こんな感じの場所だよー」と事前に見せて反応を見ておくのもアリですね。
【0歳3ヶ月~3歳子連れ向け】はいはい&よちよち美術館ツアー
そして岡本太郎美術館では「はいはい&よちよち美術館ツアー」という、3ヶ月から3歳までの親子が対象のツアーを月に一回開催されてます。
小さい子と家族のためのツアーで、告知ポスターには「少しくらい泣いてもぜんぜん大丈夫」という優しいう言葉は親にとって安心できるフレーズですよね。
ワークショップ
「体験型美術館」ということもあり、ワークショップも企画されています。
無料のものから有料のものまでさまざま。
岡本太郎さんの作品をモチーフにしたクロスステッチや、フラワーレッスンなど大人も楽しめるものから、塗り絵など年齢問わず参加できるものまであります。
定員があるものは電話申し込み制で、先着順というのが多い印象です。
ちなみに、好評だったワークショップが「どこでもTAROアトリエ」としてオンラインで公開されているので、おうちでも楽しめますよ。
カフェテリアTARO(太郎カフェ)
美術館にはカフェテリアTAROが併設されています。観覧料不要で利用できます。
室内には太郎さんの作品さながらのカラフルな椅子のあるカフェです。
テラス席の前には、太郎さんの作品もあり、生田緑地の自然を見ながら軽食やスイーツを楽しめますよ。
キッズが好む「ナポリタン」や「サンドイッチ」などもあるので、子連れにも嬉しいメニューですね!
生田緑地の散策の休憩場所としてもおすすめです。
まとめ
今回は、生田緑地の中にある川崎市岡本太郎美術館について、現地レビューを交えながら紹介していきました。
最後にまとめると
- 岡本太郎美術館は「体験型美術館」で生田緑地の自然と融合している
- 無料でもアートに触れられる
- 子連れでも楽しめる「美術館ツアー」やワークショップがある
- カフェテリアTAROはアートと自然に囲まれたくつろぎの空間
アートと自然を堪能できる美術館です。
生田緑地の散策と合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
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